*** 発行年の新しい順に並んでいます。***

 

  • 橋本忠行・坂中正義・九蔵孝幸(2018)治療的アセスメントの「まとめと話し合いのセッション」におけるクライエントの体験─EXPスケール、SEQ-5、AQ-2による5事例の分析 人間性心理学研究, 36(1), 79-91.

     本論は、治療的アセスメントの「まとめと話し合いセッション」におけるクライエントの体験を明らかにすることを目的とした。5事例に対してEXPスケール、AQ-2、SEQ-5を用いて分析をおこなった。その結果、EXPスケール値の上昇が確認され、心理療法としての有効性が確認された。
     坂中はEXPスケールの評定を担当した。全体への貢献度は30%程度である。

 本研究は、パーソンセンタード・アプローチの実践家をどのように育てる かについて、心理臨床家に焦点をあて、現状における課題を検討し、今後の展開の ためのいくつかの視点と提言について論じることを目的とした。

 まず、ロジャーズの心理臨床家養成上の見解、ならびにイギリスの代表的なパーソンセンタード・カウンセラー養成プログラムを概観した。また、日本におけるカ ウンセラー養成プログラムについても概観し、現状でのパーソンセンタード・アプ ローチをオリエンテーションとする心理臨床家養成の可能性をカリキュラムの視点 から検討した。

 次に、パーソンセンタード・アプローチに関連の深いプログラムについての課題を理論学習、体験学習、実習別に検討した。

 その上で、パーソンセンタード・アプローチをオリエンテーションとする心理臨床家を育てる上での視点として「基本原則」「構造」「学習プロセス」の3つを提示した。

 最後に、「パーソンセ ンタード・アプローチ心理臨床家育成という縦糸の設定」「導入期の学習プログラム の改善・開発」「スーパービジョン・事例検討会・逐語検討会の事例報告・研究の充実」「メンテナンスや成長のためのセルフヘルプ・グループ」「心理臨床家養成におけるグループの意義の再評価・再検討」という5つを提言した。 

 

  • 坂中正義 2017 新体制での学生相談についての自由連想 ─温故知新、不易流行、治療構造、そして傾聴─ 南山大学学生相談室報告書, 20, 5.(20170600)

 新体制での相談活動における留意点をまとめた。

 

 本研究は,統計の基礎的科目における指導方法の改善に向けた基礎資料を収集することを目的とした調査研究の第2報である。当該科目における学習姿勢,および理解度に影響をおよぼす要因については,高校時代の態度とクリティカル・シンキングに着目し,さらに統計に対するイメージを加えて検討を行った。

 その結果,学習姿勢に対しては,高校時代の態度や論理的・合理的に思考するクリティ カル・シンキングが関連していることが認められた。また授業内容の理解度とは,当該科目に対する 学習姿勢や,統計に対するイメージが関連していた。得られた結果は,望ましい学習姿勢の形成,習慣化に向けた指導の必要性と妥当性を支持するものといえよう。加えて、学習姿勢に対する支援の方向性についての検討も行った。

 

 本論では、日本におけるパーソンセンタード・アプローチの展開を文献を中心に振り返り、その足跡を提示することを目的とした。

 そのため、筆者がこれまでに発行してきた文献リスト(最新は坂中, 2014)をもとに「クライエント中心療法」「ベーシック・エンカウンター・グループ」「フォーカシング・体験過程療法」「その他」の領域ごとの発行文献数の推移を検討し、10年ごとの注目すべき動向をその年代の代表的文献を中心に概観した。

 その結果、関連文献数は7130篇(クライエント中心療法=3230、ベーシック・エンカウンター・グループ=1749、フォーカシング=1849、その他=302)にのぼり、文献史からみても、1950年代から今日に至るまでの半世紀以上の間、パーソン・センタード・アプローチはわが国にしっかりと定着し、かつダイナミックに発展してきたことが明らかとなった。

 

  • 坂中正義 2014 クライエント中心療法におけるロジャーズの中核三条件 人間性心理学研究, 32(1), 5-11.

 本論では、ロジャーズの中核三条件について、基本的事項を押さえつつ、今日的展開について概観し、中核三条件に関わる論点の整理と今後の展開の可能性について示唆した。

 

  • 坂中正義 2013 C.R.Rogersの中核3条件からみた生徒の担任教師態度認知と学校適応の関連について(2)─教育におけるパーソンセンタード・アプローチの基礎研究ー 福岡教育大学教育総合研究所「教育実践研究」, 第21号, 165-172.(130315)

 本研究の目的は,教育におけるパーソン・センタード・アプローチの基礎研究として,担任教師の中核3条件(Rogers,1957)が子どもの学校適応にどう関わっているかについての基礎的資料を試行的に収集することであった。

 中学校1校の全生徒189名を対象に「対担任教師中核3条件関係認知スケール」と「hyper-QU」,成績,欠席日数の調査を行った。

 その結果のうち本研究では,坂中(2013)で割愛した学期ごとの調査結果を示した。

 これにより,対担任教師中核3条件関係認知と学校適応の関連が具体的に検討され,学校適応緒指標の変化については,学期ごとの詳細な分析の必要性が示唆された。    

 

 本研究の目的は、教育におけるパーソンセンタード・アプローチの基礎研究として、担任教師の中核3条件(Rogers,1957)が子どもの学校適応にどう関わっているのかについての基礎的資料を試行的に収集することであった。中学校1校の全生徒189名を対象に「対担任教師中核3条件関係認知スケール」と「Hyper Q-U」成績、欠席日数の調査を行った。その結果、生徒単位では全ての変数で対教師中核3条件関係認知と関連がみられたが、それらの変数の変化と関連していたのは、「配慮」スキル、「学習意欲」、学級適応に関わる「承認」「学級関係」に限定されていた。また、クラス単位では「関わり」スキル、学級適応に関わる「承認」「学級関係」「対教師関係」及び「学校生活意欲」と関連 がみられたが、変化と関連していたのは、「配慮」スキル、学級適応に関わる「被侵害」「学級関係」に限定されていた。以上をふまえ、「教育におけるパーソンセンタード・アプローチ」に関する基礎研究の今後の方向性が示唆された。

 

 本研究の目的は、パーソン・センタード・アプローチの立場から実践している構成的エンカウンター・グループの事例を提示すること、Rogersの中核3条件が実際のファシリテーションにどのように機能しているかを検討することである。

 事例は2泊3日のグループで、ファシリテーターの中核3条件に関わる部分を中心にプロセスが記述された。 これにもとづき、ファシリテーターの中核3条件について事例に則した形で検討し、ファシリテーターの態度と具体的関わりの整理、中核3条件の階層構造、グループの雰囲気と中核3条件といった視点の重要性を提示した。 

 

 本研究の目的は、エンカウンター・グループの実践において比較的利用されている自由記述を中心としたセッションアンケートに、メンバーのセッション体験を数量的に把握できる項目を加えて、セッション・アンケートを改訂することである。

 まず、試案としてメンバーによる自由記述や先行研究、著者の臨床実践経験をもとに10項目作成し、2グループに試行した。実施状況から項目を再検討し、最終的に13項目を設定した。

 次にこの項目を構成的エンカウンター・グループ 3グループとベーシックエンカウンターグループ 4グループにおいて実施した。その結果、改訂されたアンケートの基本的な特徴が検討され、実用性、汎用性を持ったアンケートであることが示された。

 

 本研究は、教育相談関連科目においてカウンセリング・イメージ・インベントリー2(坂中,2007)を活用した授業実践の報告である。まず、教材作成について述べ、それを用いて行った授業実践(授業全体とのつながりに言及しつつ当該授業時間を中心に)を2事例提示した。その中で受講者の持つカウンセリング・イメージがどのように変化したを感想やアンケートを元に検討し、この教材や授業展開の意義や課題を明確にした。

 

 本研究では、一般の人のカウンセリングに対する理解を調査した。まず、坂中(2005)のカウンセリング理解インベントリーを改訂した。次に高校生、大学生、教師と臨床心理士を対象に調査を行った。その結果、多くの項目で有意差がみられた。坂中(2005)の結果と同様、一般人は「修理モデル(を支える働きかけの知)」的視点からカウンセリングを捉えていることが明確となった。

 

  • 坂中正義 2006 第9回心理教育相談室エンカウンター・グループ研修 福岡教育大学「心理教育相談研究」,10, 106-107.
  •  福岡教育大学心理科附属心理教育相談室(心理臨床部門)の活動報告として行ったベーシック・エンカウンター・グループの報告である。

 

  • 安武雅代・坂中正義 2006 小学校1年の学級集団未形成状況を抱えた担任に対する心理臨床的アプローチ 福岡教育大学「心理教育相談研究」, 10, 87-97.

 本研究は,小学校1年のある学級の学級形成を目指して、担任に対して心理臨床的視点からアドバイスを実施し、その経過を検討した事例報告である。経過の中で徐々に担任の子どもに対する見方が変化し、児童が集中し て学習できるように学級雰囲気が変化してきた。この事例を通じて、学級集団を形成するための介入モデルを提出した。

 

 本論文では、人のカウンセリングに対する理解を調査した。 54項目9因子のカウンセリング理解インベントリーを作成した。一般人と心理臨床家の回答を比較した結果、多くの項目で有意差がみられた。一般人は「修理モデル(を支える働きかけの知)」的視点からカウンセリングを捉えていることが明確となった。

 

 本論文では、構成的エンカウンター・グループにおける心理的安全感を重視したファシリテーションを検討した。看護学校で実施した2つの事例について考察し、「深めない工夫」と「プロセス的視点」という観点を提示した。その他の心理的安全感を高める配慮にも言及した。

 

  • 坂中正義 2005 第8回心理教育相談室エンカウンター・グループ研修 福岡教育大学「心理教育相談研究」, 9, 93-94.
  •  福岡教育大学心理科附属心理教育相談室(心理臨床部門)の活動報告として行ったベーシック・エンカウンター・グループの報告である。

 

  • 坂中正義 2004 第7回心理教育相談室エンカウンター・グループ研修 福岡教育大学「心理教育相談研究」, 8, 110-111. 
  •  福岡教育大学心理科附属心理教育相談室(心理臨床部門)の活動報告として行ったベーシック・エンカウンター・グループの報告である。

 

  • 坂中正義・野島智彦 2004 教育におけるエンカウンター・グループ実践の展望(1)  福岡教育大学教育学部附属教育実践センター「教育実践研究」, 12, 175-179. 

 本論文では,教育現場におけるエンカウンター・グループの実践に焦点をあてて1990年以降の文献を展望した.(1) ではベーシック・エンカウンター・グループについて検討した。 その結果、ベーシック・エンカウンター・グループを教育現場で実施する際の問題点として、「導入」までの問題や、時間枠の確保等が挙げられた。

 

  • 坂中正義・永嶋早織 2004 教育におけるエンカウンター・グループ実践の展望(2) 福岡教育大学教育学部附属教育実践センター「教育実践研究」, 12, 181-186. 

 本論文では,教育現場におけるエンカウンター・グループの実践に焦点をあてて1990年以降の文献を展望した.(2) では構成型エンカウンター・グループについて検討した。その結果,構成型エンカウンター・グループを教育現場で実施する際の問題点として,心的ダメージ等が挙げられた. 実践につながる今後の課題として,ファシリテーター・リーダー養成の問題や学校全体への実践の広がり,日常生活における効果 の検討等が挙げられた。

 

 本研究では,日本におけるアサーション並びにアサーション・トレーニングに関する文献や研究を整理し,今後のアサーション研究の展望を考察することを目的とした。今後の課題として,アサーションの定義・構成概念の整理,信頼性・ 妥当性の高い尺度の必要性,関連要因の検討によるアサーションの意義の再検討,効果研究の充実,よりよいアサーション・トレーニングの構築,臨床の場への応用が示唆された。

 

 

 本研究は、村山ら(1983)の自己実現スケールの改訂を目的とした。大学生、看護学生、高校生、社会人を含む916名 に自己実現スケールを実施し、因子分析の結果から4因子24 項目からなる改訂版自己実現スケール(SEAS2000)を作成した。α係数と再検査信頼性による信頼性、2種類の自己実現スケールによる併存的妥当性を検討した。 

 

 本研究では、カウンセリング・マインド論を中心に我が国に おける教育とカウンセリングの関係を検討した。その結果、 カウンセリング・マインド論は1980年代前半に浸透したが、その背後には、それまでの教育とカウンセリングとの関係への批判、社会問題化した教育現象の噴出、さらにカウンセリングと心理療法との関係モデルなどの影響があったことが示された。 

 

  • 坂中正義 2002 近況報告─Becomeing a Teacher─  九州大学心理臨床研究, 21, 19-20.

 

  • 坂中正義 2002 第5回心理教育相談室エンカウンター・グループ研修 福岡教育大学「心理教育相談研究」, 6, 120-121. 

 福岡教育大学心理科附属心理教育相談室(心理臨床部門)の活動報告として行ったベーシック・エンカウンター・グルー プの報告である。 

 

 ロジャース派セラピストである著者が、5年間の臨床・研究活動を振り返り、自らの体験からみえてきた来談者中心療法についての理論的、実践的問題を考察した。その問題とは「指示-非指示ということ」「来談者中心ということ」「Rogersの3条件について」「応答技法について」「カウン セラー訓練について」である。 

 

  • 坂中正義 2001 平成12年度心理臨床部門活動報告 福岡教育大学「心理教育相談研究」, 5, 77-79.

 福岡教育大学心理科附属心理教育相談室(心理臨床部門)の 平成12年度活動報告である。

 

 

 本研究では、構成型エンカウンター・グループの小学校中学年に対しての効果について検討した。その結果、現実自己イメージ、及びその下位因子である「勤勉性」「親切さ」「快活性」に効果がみられた。又、対人場面における反応や学級 担任の観察からも効果が確認された。更にその効果が日常生 活にも波及することも確認された。 

 

  • 坂中正義 2001 ベーシック・エンカウンター・グループにおけるC.R.Rogersの3条件の測定─関係認知の視点から─ 心理臨床学研究, 19(5), 466-476.

 

  • 坂中正義 2000 エンカウンター・グループ相互作用評定スケールを用いたプロセス研究─効果との関連から─ 福岡教育大学紀要(教職科編), 49, 209-219.

     体験過程の視点からみたEGでの相互作用と効果との関連を検 討した。プロセス分析の結果、グループが十分に展開する場合、メンバーが心理的に成長する場合、それぞれの相互作用の特徴を考察した。 

 

 

  • 坂中正義・岡 直樹 2000 平成11年度心理教育相談室活動報告 福岡教育大学「心理教育相談研究」, 4, 73-77.

     福岡教育大学心理科附属心理教育相談室の平成11年度活動報 告。心理臨床部門の活動報告を担当した。 

 

  • 坂中正義 1999 心理教育相談室エンカウンター・グループ研修 福岡教育大学「心理教育相談研究」, 3, 71-72.

     福岡教育大学心理科附属心理教育相談室(心理臨床部門)の活動報告として行ったベーシック・エンカウンター・グループの報告である。 

  • 坂中正義 1998 心理教育相談室エンカウンター・グループ研修 福岡教育大学「心理教育相談研究」, 2, 74. 

     福岡教育大学心理科附属心理教育相談室(心理臨床部門)の活動報告として行ったベーシック・エンカウンター・グループの報告である。 

  •  坂中正義 1997 来談者中心療法による面接逐語記録の検討̶終結し た2事例から学ぶ̶ 九州大学心理臨床研究, 16, 23-32.

     坂中が担当したカウンセリング2事例の逐語記録を、経過を 踏まえながら検討した。その中で「カウンセラーがクライエ ントの半歩後ろからついてゆくこと」「カウンセラーの体験 過程を利用すること」など、来談者中心療法の特徴を、面接 場面の具体的な相互作用から明確にした。また今後の課題と して「場面構成の再検討の必要性」を提示した。 

 

---(以下未整理)---

 

  

  • 坂中正義 1997 あるカウンセラーのつぶやき 福岡大学学生相談室 報,13,28-31.

 

  • 三坂友子・坂中正義 1997 アン・ワイザー法によ るフォーカシングの記録 フォーカシング・フォーラム, 10(1), 1-9.

     三坂がリスナー、坂中がフォーカサーで7回のペア・フォーカシングを行った。その逐語記録と体験記録を検討し、アン・ワイザー法によるフォーカシングの特徴を検討した。その結果「自分自身についてのイメージや感覚がしっとりと感じられ、自己に出会ったと感じられるような質のシフト」が特徴であり、それが体験を受容・肯定する態度につながること を考察した。

 

  • 坂中正義 1996 ファシリテーターの時計が止まってから展開したエ ンカウンター・グループ 九州大学心理臨床研究,15,53-60. 

 坂中がファシリテーターを務めた看護学校の研修型エンカウンター・グループの事例研究である。グループ・プロセスを振り返り、ロジャースの3条件とメンバーの持っている潜在的欲求という観点から対処グループを考察した。また、ファシリテーション上の問題として「待つこと」の意味を検討した。 

 

  • 坂中正義 1996 学生相談体験から思うこと 福岡大学学生相談室報,12,29-33.

三坂友子・坂中正義・永野浩二・平井達也 1996 来談者中心的聴き方実習を実施して 九州大学心理臨床研究,15, 39-52. 

ロジャース派のカウンセラー訓練としての傾聴訓練を、実例 を示しながら紹介した。また、自ら体験学習し、実習による 実際の面接の変化、実習を通じたカウンセラーの態度につい ての学習、実習の持つセルフヘルプグループ的な効果を考察 した。さらに実習実施上の留意点を再検討した。 

坂中正義・村山正治 1995 構成型グループにおける集団フォーカシ ングの一試み 九州大学教育学部紀要(教育心理学部門),40(2), 101-115. 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

https://cms.e.jimdo.com/app/sc260367bab741f30/pd7ad861a1b5d4da4/ 6 / 7 ページ 

雑誌・紀要 - sakanaka ページ! 2017/06/27 20(32 

構成型グループで実施可能な集団フォーカシング(自分の気 持ちにふれる心理臨床技法)を開発した。さらに、この技法 を実際の構成型グループで実施し、特徴と有効性を質問紙を 用いて調査した。その結果、この方法の特徴や参加者の満足 度・心理的成長度との関連を明確にした。 

平山栄治・中田行重・永野浩二・坂中正義 1994 小企画:研修型エ ンカウンター・グループにおける困難とファシリテーションについて 考える 九州大学心理臨床研究,13,121-130 

看護学校などで行われている研修型エンカウンター・グルー プの抱える問題点を検討し、どのようにしてグループをファ シリテート(促進)していけばよいのかを考察した。さら に、従来の自発参加型グループと研修型グループとではグル ープ・プロセスがどのように異なるかについても考察した。 

坂中正義・村山正治 1993 日本におけるエンカウンター・グループ 研究の展望 九州大学教育学部紀要(教育心理学部門),38(2), 143-153. 

日本におけるエンカウンターグループ研究のうち、過去の文 献展望論文が扱っていない1980年代の論文に絞って概観し た。効果研究、プロセス研究、ファシリテーター研究(グル ープの促進者についての研究)の項目別に、先行研究の要旨 を紹介し、今後の研究課題を考察した。